最近,もはや月記と化していて,しかもいただきものくらいしか書いてないわけですが…。まず,深谷健先生に『規制緩和と市場構造の変化』をいただきました。東京大学に提出された博士論文をベースにしたものとなっています。昨年の和田先生の本もそうですが,規制改革が本格化してそろそろ20年。やはり規制改革について,博士論文のテーマとして分析されることが増えているのではないかと思います。すぐに思いつくところでは,戸矢先生(金融),秋吉先生(航空),和田先生(通信・金融)という感じでしょうか*1。本書では,航空・石油・通信セクターということで,目新しいところでは石油セクターということになるのではないかと思います。まだ読み始めてすらいないのですが,そのうちにゆっくりと読ませて頂きたいと思っております。
規制緩和と市場構造の変化: 航空・石油・通信セクターにおける均衡経路の比較分析
- 作者: 深谷健
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 2012/02/15
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- 作者: 山谷清志
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2011/12/10
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- 作者: 崔章集,磯崎典世,出水薫,金洪楹,浅羽祐樹,文京洙
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2012/01/18
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*1:これまでの研究は,基本的に規制緩和の過程についての研究だったわけですが,これからはその効果についての分析も増えるんでしょうね。 金融ビッグバンの政治経済学―金融と公共政策策定における制度変化 (RIETI経済政策分析シリーズ) 公共政策の変容と政策科学―日米航空輸送産業における2つの規制改革 制度改革の政治経済学―なぜ情報通信セクターと金融セクターは異なる道をたどったか?