『はじめての行政学』ほか

著者のみなさまから『はじめての行政学』をいただきました。わざわざカナダまで送っていただきありがとうございます。「はじめに」に書いておりますが実は私自身,この4月に本書の検討会に参加させて頂いて,いろいろなコメントをさせていただいたこともあり,出版を大変うれしく思っております。『政治学の第一歩』と同じストゥディア・シリーズとして出版されておりまして,非常に堅実な内容でまとめられていて使いやすい教科書なのではないかと思います。私たちの『政治学の第一歩』に引き付けて言うと,本書でも初めの方に集合行為問題の解決という議論がなされていて,さらに全編を渡って重要な概念として「調整」が具体的に説明されているわけで,『政治学の第一歩』のほうからつながる教科書としてもいいのではないかと…(我田引水ですみません)。しかしそれとは別に,本書では一度分業して書かれたものを全体の整合性などの観点から「調整」されていて,それは大変なご苦労だったかと思いますが,そのおかげでとても読みやすいものになったのではないかと思います。

はじめての行政学 (有斐閣ストゥディア)

はじめての行政学 (有斐閣ストゥディア)

その他,読めてはないのですが,この間日本の研究室のほうなどにいくつか新刊を頂戴しているようです。読みたい本ばかりなのでご案内しかできないのは残念ですが…。
戦前史のダイナミズム (放送大学叢書)

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日本の政策課題

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行政学

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再考・医療費適正化 -- 実証分析と理念に基づく政策案

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未来政府

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連邦制の逆説?: 効果的な統治制度か

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