いただきもの

牧原出先生に頂きました。ありがとうございます。「調整」をキー概念に,国際比較と歴史研究から日本の行政が動く論理を発見することで,行政学の理論化を図るという非常に野心的な試みで,刊行のアナウンスがあってから,まさに待ちに待った一冊です。研究者にとって待望というだけではなく,政権交代によって誕生した新政権が,「改革」というフレーズこそ使わないものの,非常に大きな行政組織や政策決定過程の再編成を行うという,まさに「調整」の様態を替えつつある中で時宜に適った本ともいえるのではないかと。個人的にも早速次の授業から使わせていただきたいところです。

行政改革と調整のシステム (行政学叢書)

行政改革と調整のシステム (行政学叢書)