2021-01-01から1年間の記事一覧

仕事納め

いつの間にか2021年も終わり。忘年会とか年末を感じさせる(外での)行事が減ったためにあんま年末感しなかった。もちろん去年も似たような状況だったわけですが,今年のほうが(オミクロン株への懸念があるとはいえ)昨年より自由がある感じでかつそういう…

分散化時代の政策調整

広島大学の小林悠太先生に『分散化時代の政策調整』を頂きました。ありがとうございます。本書は博士論文をもとにしたものですが,小林さんは修士課程の時に大阪大学で副査として指導をした大学院生で,実は副査などをしていた大学院生が書いた初めての著作…

野党の戦略

10月31日に行われた総選挙では,まあ事前の予想にされたように――というか政党支持率を反映して――自民党が単独過半数を超えて,野党には厳しい結果になりました。野党のほうには直前には菅総理の不人気があって,これなら勝てるのではないか,という期待があ…

それでも選挙に行く理由

慶應義塾大学の粕谷祐子先生に,『それでも選挙に行く理由』を頂いておりました。ありがとうございます。投票日に紹介するにふさわしい本のように思います。本書はプシェヴォスキという碩学が,自らのものをはじめとしたさまざまな研究の成果から,選挙を行…

テキストブック地方自治

9月は上旬が割と時間あるのかなあ,というところから始まった割には,途中から政治学会の事務局仕事と後期授業のための教務委員長仕事に忙殺されて何もできなくなるという…なんというか確かにずーっとメール書いてるような日もあるわけですが,それにすべて…

日本政治史/政治学史

日々の業務に追われてなかなか頂いた本を紹介しきれていないのですが,最近も非常に興味深い本がさまざま出版されています。ちょっと前ですが,駒澤大学の村井良太先生からは『市川房枝-後退を阻止して前進』を頂いておりました。ありがとうございます。市…

中公新書2021年7月

2021年7月の中公新書,4冊出版のうち3冊がたまたま同い年(1978年)の政治学者によるものになってました。いずれもいただきまして,どうもありがとうございます。 北海学園大学の山本健太郎先生が書かれたのは『政界再編-離合集散の30年から何を学ぶか』で…

教科書/入門書

同僚の興津先生と東京大学の宍戸先生から『法学入門』を頂きました。ありがとうございます。ずっと入門しようと思いつつ20年くらい入門してないのですが,この本は基本的なところから新しい展開まで幅広く扱われていてとても興味深く読みました。自分が学生…

比較政治

昨秋のオンライン講義の用意のために大幅に予定が遅れてご迷惑をおかけしてしまった仕事がようやく落ち着き,気持ち的には平穏が戻ってきた今日この頃。しかしなんとなくやってしまった学会事務局×2と学部の教務責任者の仕事はなんか断続的に入ってくるわけ…

政治参加

何の因果かほんのちょっとだけ政治参加について文章を書かなくてはいけなかったのですが,たまたま最近頂いていた本がすごく勉強になりました。東京大学の境家史郎先生から頂いておりました『政治参加論』は,現在熊本県知事をされている蒲島先生が1980年代…

地方自治・日本政治

バタバタしているうちに年度末が終わり,新年度には大学で管理職の末端を担うことになりました。正直不慣れで向いてませんが,最近は執行部会とか理事会みたいなのばっかりやってます(マンション理事会では大規模修繕やってます!)。他方で書かないといけ…

民主主義/権威主義

2020年内は感染症の影響で色んなプロジェクトがストップしてしまったことの反動からか,年末あたりからいろいろと興味深いご著書が出ていて何冊か頂いております。できるだけ紹介させていただきたいのですが,とりあえずその一部を。 10月には宇野重規先生か…

日本の行政学/地域衰退

授業が落ち着きだいたい採点も終わったと思ったら,それまで先送りにしてた仕事に圧倒される,というのは毎年の二月の光景ですが,今年度はオンライン授業であったことと来年度以降の某業務のためにいつもよりひどい感じに…。来年は大丈夫なんだろうか(とい…

地方自治の講義

ようやく第4クオーターの授業も一通り終了(あとゲストトークがあるけど)。オンライン講義のために,行政学Bは地方自治の講義として再編成されることになり,これまでとはだいぶ違うかたちで行われることになったので備忘のためにメモ(たぶん対面だともっ…