2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

追記×2

まずはこの日に追記。地方分権改革推進法案が10月27日に閣議決定されたとのこと。概要とか要綱を読む限り,基本的に分権/権限委譲を行う,ということ以外にはよくわからない。ただ,三位一体という表現が消えて,「国庫補助負担金,地方交付税,国と地方の…

瓢箪から駒

社会保険庁の改革が,何か凄いことになるらしい。 http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20061027/eve_____sei_____000.shtml 政府・与党は二十七日、社会保険庁を給付などを担当するサービス部門と、保険料の徴収部門に分割し、徴収部門のみ国税庁に統合する「…

憲法と政治学

今日は一日風邪気味で頭が働かない。なので(?)普段読まない本を少し読んでみる。前にも一度書いたことがあるけど,やっぱり憲法の統治機構に関する議論と政治学の議論はかなり近い(当然か)。現代立憲主義の制度構想作者: 高橋和之出版社/メーカー: 有斐…

おわび

先日,ウェブサイトでの記事の全文転載が著作権の侵害に当たるというご指摘を頂きました。本当にお恥ずかしいことですが,著作権についての理解に乏しい私の不注意でご迷惑をおかけしたことをお詫びします。これまでの記載は,教えていただいたルールに則っ…

脱「脱ダム」

国土交通省近畿地方整備局は24日、淀川水系の河川整備のあり方を議論してきた同局の諮問機関「淀川水系流域委員会」(委員長・今本博健・京大名誉教授)を来年2月以降、休止する方針を明らかにした。同委が審議することになっている河川整備計画案の策定…

頑張る地方

24日は新政権実質第一回目の経済財政諮問会議。主要なテーマはなぜか地方分権改革。ていうか,再チャレンジが内政の目玉だったのに,なんで地方の話をやってるの?というのはよくわからん限り。しかし…いや,あのペーパー出すのにめちゃくちゃ調整が大変なの…

予算策定

もうひとつ,時事通信,今度は官庁速報の記事から。そんなに減らせるものなのか,というのはよくわからないところなのですが。 宮崎県は、2007年度当初予算編成方針をまとめた。地方交付税の大幅な削減や社会保障関係費の増、台風災害による予想外の支出…

石綿訴訟

この日は国賠訴訟だったけど,今度は民事訴訟らしい。 職場でアスベスト(石綿)による健康被害を受けたのは会社が安全配慮義務を怠ったのが原因などとして、旧日本エタニットパイプ高松工場(高松市、閉鎖)の元従業員と遺族が、同社の事業を引き継いだリゾ…

新潟水俣病

新潟水俣病の被害者について、新潟県は21日、国が拡充を検討している救済策とは別に、県独自の被害者救済に乗り出す方針を固めた。 来月にも懇談会を発足させ、検討を始める。国が見直しを見送っている患者の認定基準も議論し、救済対象者の「新潟基準」が…

留保財源

留保財源ていうのは,なかなかその性格がわかりにくい。 時事通信の記事によると,高知県がこんな提言書を総務省との意見交換会に提出するらしい。 (筆者注:高知県の)提言書では、標準税収入の25%相当額を留保財源とする仕組みが、税収格差を財政力格…

ありうべき反応

この日の話の後日談,というか当然あるだろうと予想される対応があったらしい。 10月16日の時事通信の記事によると, 香川県の真鍋武紀知事と岡山県の石井正弘知事による16日の両県知事会議で、安倍晋三首相が2007年度からの実施を表明している「頑張…

石綿訴訟

2例目のアスベストの国賠訴訟が起きたらしい。 06/10/12 時事通信の記事より 大阪府南部・泉南地域の石綿関連工場でアスベスト(石綿)にさらされ、健康被害を受けたのは国が規制を怠ったためとして、元工場従業員4人と4遺族が12日、国に計約2億390…

教育再生(続き)

10月12日日経朝刊2面 ◎教育再生を聞く−教育再生会議座長野依良治氏 大学院の実力低下深刻 −どこに重点を置くか。 「初等・中等教育を中心にいろいろな論点があるが,内向きになり,国内問題に矮小化すれば道を誤る。個人的には大学や大学院の問題を提起して…

読むもの

先生に紹介いただいた本が到着。とりあえずとっとと読もう。しかしこの辺の話になってくると,行政学とか財政学って分ける話でもないかなぁ,という感じ。政治学がバックグラウンドだと思うけど,Fiscal Federalismの議論らしいし。Hamilton's Paradox: The …

無駄遣い?

最近クリップするニュースがないなぁ,と思いながら書評を書いたのに…。 朝日新聞のこの記事(10月12日)は,結構大きなニュースじゃないだろうか。 「最後のセーフティーネット」と呼ばれる生活保護を受けている人の中に、本来なら公的年金を受け取れたり、…

不利益分配?

普段読む研究書とはやや違う風合いのものを。武器としての<言葉政治> (講談社選書メチエ)作者: 高瀬淳一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/10/07メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 2回この商品を含むブログ (8件) を見るこの本は結構書評しに…

新推進法

実は財政学会で一番気になった話。革新官僚のような某氏の報告で特に取り上げられていたのだけれども,恥ずかしいことにあんまり気にしていなかった(まさに研究対象に近いのに!)。言い訳をすると,政権交代のときにそんなに重要(そうな)ことをやるわけ…

教育再生

土日は財政学会@近大。いろいろ知らないこと/気づかなかったことがあることに改めて気がつきつつ,刺激になる報告も少なくなかった。ちゃんとやらないとなぁ。しかし,なかなか財政学/公共経済学的なものの見方が習慣づかない。やっぱりもう少し勉強しな…

自爆系コント

あまりこういう話は書かないほうがいいような気がするのですが,これはやはり身体を張ったネタ,として理解するのがよいということかと。これまでずーっとそういう風に言われ続けてきたから逆襲したかったのかもしれない。 まあ民主党の幹事長も,いっつもい…

最高裁長官人事

Nikkei NETより 15日に70歳の定年を迎える町田顕最高裁長官(69)の後任に島田仁郎最高裁判事(67)の就任が2日午前、内定した。(略) 新長官には最高裁事務総長の経験のある堀籠幸男最高裁判事(66)がいったん固まっていた。その後、2009年5月までに裁判…