新潟水俣病

新潟水俣病の被害者について、新潟県は21日、国が拡充を検討している救済策とは別に、県独自の被害者救済に乗り出す方針を固めた。
来月にも懇談会を発足させ、検討を始める。国が見直しを見送っている患者の認定基準も議論し、救済対象者の「新潟基準」が示される可能性もある。
(2006年10月22日 読売新聞)

新潟は,熊本と比べて補償の範囲も大きく,問題が少ないという議論が多いと思うのですが(それはもちろん相対的に規模が小さいという要因が大きい),どうなんだろう。最後の文章を見ると,「患者認定を求めて4000人以上が認定申請を行っている」のは熊本・鹿児島両県,ということなので,やはり新潟ではそれほど紛争が拡大していないということなのかもしれない。しかし,「新潟基準」ができると,熊本・鹿児島両県に及ぼす影響は少なくないんだろうなぁ…。