教育再生

土日は財政学会@近大。いろいろ知らないこと/気づかなかったことがあることに改めて気がつきつつ,刺激になる報告も少なくなかった。ちゃんとやらないとなぁ。しかし,なかなか財政学/公共経済学的なものの見方が習慣づかない。やっぱりもう少し勉強しないと。

と,教育再生会議のメンバーが固まったとか。
正直なところ何を目指すのかいまいちよくわからないところではありますが。基本的には前回(?)の教育改革国民会議を踏襲しているような(あ,第二次「森」内閣!?)。ノーベル賞受賞者が座長で,まあ似たような「宛て職」+仲のいい経済人で構成されてるし。まあヤンキー先生とか,百マス計算の人とかを入れてるところが違うんだ,とか言われそうですが,教育改革国民会議の河上氏(プロ教師の会)とか田村哲夫さんとかそういうのりなんじゃないの?と思わずにはいられない。まあ朝日の紹介を読む限り,それにしても今回のほうが軽いんじゃないか,と思うけど。
ある意図を持ってメンバーが構成される審議会というものは,いつも「結論が見える」とかそういうことが言われやすいと思うけれども,それは方向性が決まっていて,その具体的な部分を詰めるという意味では,「実質的」な機能を果たしうると考えられる。でも,どうしようもないマスコミウケを狙って「世間のいろいろな意見を聞きますよ」ということをアピールするために敢えて?メンバーをバラバラにして構成する審議会は,(winsetが小さくて)結局各メンバーのよくわからない意見をつぎはぎすることになって,「実質的」に各省の隠れ蓑になってしまうということがあるんじゃないだろうか。これは仮説なわけですけれども。