追記

日経で,鳥取県の片山知事のコメントが載ってたのでメモ。何か他の知事たちは自分の「意見」を伝達するコストを安くすればいい,みたいなことばっかり書いてあったけど(まあ日経がそう聞いたのかもしれないけど),この意見が本質的だと思うのですが。

三選不出馬を表明した片山善博鳥取県知事は「政策,資金面で政党が中心になるべきだ」が持論。「今の法律では無党派組は企業・団体献金を集められない。個人献金だけでは限界があり,非現実的だ。政党がきちんと調達し,透明性を確保しながら使われなければならない」とする。

知事が言うとおり,資金調達について個人ではなく政党,というのもあるのですが,やっぱり行政の一貫性を考えてみても,政党の裏づけがない知事であれば,ある意味で好きなことをできてしまう,という懸念もあるわけで。もちろん,既存政党に対する不信感のようなものが拭うことは難しいし,政党よりも個人を表象する流れ−Presidentializationがあることを考えても,政党というのは難しいところではあると思うのですが,それでも責任ある政党は必要だと思うんですよね,特に責任ある地方政党が。まあこれもオルソン問題なのでしょうが…。