社保庁と懲戒:メモ

公務員がらみでもうひとつ。最近,社会保険庁から新組織への移行について,従前に懲戒処分を受けた人たちの移行を認める/認めない,という議論があり,自民党は最終的に「正規・非正規を問わず採用しないことにする」方針だそうですが,全く別の意見も。

◎「懲戒」全員不採用に反対=社民・福島氏
社民党福島瑞穂党首は23日午後の記者会見で、社会保険庁の後継組織「日本年金機構」の職員採用に関し、政府が懲戒処分歴のある同庁職員を全員不採用とする方針を固めたことについて「極めて問題があり、反対だ。『戒告』処分も含めて一切(同機構に)移行できないのは、あまりに重い処分でバランスを欠く」と批判した。
福島氏はまた、原油高対策などについて議論するため、衆参両院の予算委員会で閉会中審査を行うべきだとの考えを示した。
7月24日時事通信

この内容を伝えたのは,僕が見た限り時事通信だけですが。しかし一方で,おそらくこの会見について伝えているであろう報道機関がもうひとつだけありました。

国会:福島・社民党首、テロ特措法延長に反対
社民党福島瑞穂党首は23日の会見で、来年1月に期限が切れる新テロ対策特別措置法延長について「インド洋で米に給油するのでなく、日本国民に回すべきだ」と反対姿勢を強調。臨時国会の日程についても「再可決するための前倒しには強く反対する」と述べた。
毎日新聞 2008年7月24日 東京朝刊

福島党首が一日に何回記者会見をしているのか知りませんが,別の記者会見について個別に報道しているんですかねぇ。だったら非効率な記者会見なんだと思いますが。逆に同じ記者会見なのだとしたら,報道機関によって力点が違うというのは興味深い所ではないかと思います。これってまさにメディアと政治とかで教材になりそうな違いのような気がしますが…しかし残念ながら同じ記者会見なのかを同定する手段がないので,とりあえずメモだけ。