地域社会の恐怖

妻が見たいといっていたホットファズという映画を見る。ややグロい描写がたまにあるものの,ストーリーがしっかりあるし,アクションや時々挟むブラックな小ネタも面白い*1。何より地方自治研究者にとっては(まあ自明といえば自明なのだけども)改めて地方自治ってなんやねん,ということを考えさせる内容になっているのではないかと。ややネタばれになって微妙なのですが,要するに警察官に体現される中央からやってきた「法」と地域社会の「公共の利益」の対立というか…。(近代的な観点からみると決して望ましくないものも含む)地域のあり方に対する近代的な中央からの働きかけという意味では,昔の宮台真司の議論とも近いのかなぁ,なんて思ったり。

*1:ただサブタイトルだけはミスリーディングだと思うけど