ローカルからの再出発

宣伝ですが、東京大学社会科学研究所の全所的研究プロジェクト、「ガバナンスを問い直す」のローカル・ガバナンス班の研究成果として『ローカルからの再出発−日本と福井のガバナンス』(有斐閣)が出版されました。私も「大都市をめぐる2つのガバナンス─大都市制度改革の困難」(第五章)として寄稿させていただきました。最後の最後で加わったので、あまり全体の議論に参加できたわけではなく、全体の中でうまく貢献できているかわかりませんが…。内容としては、基本的に自分自身の研究の一部なのですが、『大阪』で議論していた話を政令指定都市に広げつつ、次に書きたいと考えている研究書の内容である地方分権選挙制度改革という統治機構改革が中央地方関係にどのような変化を与えたかについてを議論しています。私のところはまだまだ不十分な内容もあると思いますが、いろいろな問題関心で読める論文が多いと思いますので、ご興味のある方はご笑覧いただければ幸いです。

ローカルからの再出発--日本と福井のガバナンス

ローカルからの再出発--日本と福井のガバナンス