異動のご報告

このブログをご覧の方には既にご承知の方も多いかと思いますが,3月末で大阪大学法学研究科を退職し,4月1日付で神戸大学法学研究科に准教授として着任しました。大阪大学に在籍したのは2年半という短い期間になってしまい,先生方にはご迷惑をおかけしてしまったことが本当に心苦しいのですが,新たな職場でも仕事に励んで参りたいと思います。
大阪大学では,ちょうど大阪都構想住民投票という政治イベントに遭遇したこともあり,さらに講義として政治学原論を担当させて頂いたこともあり,これまでの行政学よりも広い視野で研究を進めることができたように思います。新聞コメントなどのアウトリーチはかなり増えたほか,概説書と教科書(共著)の二冊を出版することができました。また,いくつか共同研究の成果としての学術書について分担執筆をすることもできました。ただ他方で個人としての投稿論文を出せなかったなど(その前に投稿していた論文が出版されたのはありましたが),残念なところもあります。大阪大学に在籍しているうちに都市・住宅の研究に着手することができたので,これからその成果をぜひ投稿論文というかたちで発表できればと思っております。
二回目になりますが異動というのはやはり大変で,どうしても自転車操業状態となっております。当然ながら授業が最優先ですので,他のところでご迷惑をお掛けすることがあるかもしれませんが,当面はご容赦頂けると幸いです…。