情報共有

自分が何かを調べているときに,面白い情報を見つけたら,ついつい人には黙っていてあとで自分でこそっとその情報にアクセスして論文書けるかなぁ,と思ったりもするのですが。でもよく考えたら自分でそんなにたくさん情報を処理できるわけでもないし,同じような興味を持つ人が別の観点から論文を書いていたりするのを読むほうがやっぱり長期的にはメリットが大きいんでしょうな。

というわけで,今朝別件のリサーチをしているときに見つけた資料。
全国市長会『都市における係争の係属状況に関する調査』
毎年,どのような住民訴訟が起こされているのかを調査したデータらしい。確かにこれは市長会じゃないとなかなか集められないわ。しかし,1978年から継続的に調査している点,おそらく悉皆調査をしている点などを考えると極めて貴重で興味深い資料だと思われます。修士論文書いているときに知っておけばよかったけど…。ただ,国会図書館にも全部はないので(1983−93の10年間ほど切れてるらしい),最終的には市長会に問い合わせてみないとどうしようもないのかもしれない。僕が論文書くときは市長会かなぁ,と思ったり(いつになったらはじめられるんだろうか…)。