これはスゴイ。

最近どうも地方分権改革推進委員会以外になかなかフィットするネタが見つからず,委員会ウォッチャーになりつつあるわけですが…。しかしこれは画期的。産経新聞の記事より。

政府の地方分権改革推進委員会丹羽宇一郎委員長)は、審議をインターネットで生中継する方針を決めた。審議後の委員らによる記者会見もネット中継を実施する方向。いずれも、近く開設される分権委のホームページを通じて流す。政府の各種委員会や審議会では、政府税制調査会が審議の模様をネットで流し、一部生中継も行っているが、審議後の記者会見も含め、すべて生中継した例はない。
ネットによる完全生中継を決めた分権委メンバーの念頭にあるのは、前回の地方分権推進委員会(平成7〜13年)の苦い経験だ。
前回は、官僚や族議員の抵抗を受け、提言が「骨抜き」にされたとの批判を浴びた。当時の会議は非公開で、委員長らが記者会見し、審議内容の要約を説明するにとどまった。後日公開された議事録も「自由な議論ができなくなる」と発言者名が伏せられ、国民の関心も高まらなかった。
今回も、議論の内容次第で権限を奪われる中央省庁の抵抗が予想され、ネット中継を通じて国民の関心を高め、世論の後押しを図ることにした。直接影響を受ける地方関係者にも、議論の詳細が簡単に伝わるネット中継のメリットも考慮した。

地方分権委、会見も含めネット中継 世論喚起狙う
第二回の会合から中継をする,ということなのですが,これはやっぱり見てみないといけない,ということでしょうかねぇ。なんていうか,名実ともにウォッチャーする,っていうことかな。議事録は一週間くらいで公表されるということなので,それを見ようと思っていたのだけど,生中継というのがあるとやっぱりちょっと見てみたい気はする。しかしどこ写すんだろう。しゃべってる人をアップする,っていうことになるんだろうか…。まあそれはいいとして,少なくとも委員になった人は結構尋常じゃないプレッシャーを内面化することになると思う。もちろんどのくらいの人が見ることになるかにもよるけど。会議の外を見る「遠心力」が働かなければいいけど。