『政治哲学と現代』

名古屋大学田村哲樹先生から『岩波講座政治哲学6 政治哲学と現代』をいただきました。ありがとうございます。田村先生は、「熟議と参加――リベラル・デモクラシーを超えるのか」という論文を寄稿されていて、並べて語られることの多い「参加民主主義」と「熟議民主主義」について議論されています。重要な問題意識のひとつは、リベラル・デモクラシー(自由民主義体制)でなくても「熟議」は成り立つのか、効果がありうるのか、について検討するということでしょう。この点は、ちょうど昨日に津田塾大学の網谷龍介先生と行われていた議論 http://togetter.com/li/689594 に重なるところだと思います(久し振りにまとめてみたのでTogetterもどうぞ)。

政治哲学と現代 (岩波講座 政治哲学 第6巻)

政治哲学と現代 (岩波講座 政治哲学 第6巻)