最近比較政治の文脈で南米やロシアの研究をよく見かけるものの,正直あまり興味を持てずに流してきましたが,ちょっとブラジルの中央地方関係を中心に議論した本を購入。これは単に中央−地方の財政的な関係(Fiscal Federalismのような文脈で)を議論するだけではなく,地方政治家と中央の政治の結びつきを中心に議論していくものということで,とても興味が持てる。日本について中央レベルの政治にとって地方レベルの政治が重要であることを議論しているScheinerの本でもブラジルは出てきていて,この本を読む限り,日本で今の流れのままに地方分権が進んでいくとかなりブラジルに似てくるのではないか,という印象を持っているので,少しブラジルの勉強もしてみたい,ということで。
最近分権委の会合が続いて(23日→25日→1日),なるべく早めに片付けてしまいたいものの,ちょっと直近の仕事が立て込んでいるので下手すると連休明けに…。まあ別に「義務付け」じゃないんですが,分権委ヲチ始まって以来のピンチ,だったりして。25日は2時間でやや軽めなので,1日も軽めだったらなんとかなるんですが…(って何の要望だ,と)。
Ambition, Federalism, and Legislative Politics in Brazil
- 作者: David Samuels
- 出版社/メーカー: Cambridge University Press
- 発売日: 2006/11/02
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Democracy without Competition in Japan: Opposition Failure in a One-Party Dominant State
- 作者: Ethan Scheiner
- 出版社/メーカー: Cambridge University Press
- 発売日: 2005/08/29
- メディア: ペーパーバック
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