ふるさとって…。
◎「ふるさと納税」本格検討へ＝住民税の一部を故郷などに−菅総務相
【パリ１日時事】当地を訪問中の菅義偉総務相は１日、同行記者団と懇談し、居住地への納税が原則の個人住民税（地方税）の一部を生まれ故郷などに納められる「ふるさと納税」の本格的検討に着手することを明らかにした。税制の専門家や地方自治体の首長らで構成する研究会を６月初旬にも設け、２００８年度税制改正での実現を目指す。
（中略）
菅総務相は「地方で生まれ育って都会に出る人が多いが、税の一部を自分の故郷や好きな町などに納税し、恩返しをしたいという要望は強い。地域活性化や過疎対策にもなる」などとし、納税者の選択により個人住民税の一定割合を出生地の自治体などに振り分ける仕組みの導入に強い意欲を示した。
（後略）
5月1日時事通信
新型交付税といい債務調整といい，なんか総務大臣すごいですねぇ。内容についての評価はどうあれ，現内閣で一番目立つ働きをしている，ということになるんでしょうが。しかしこれって寄付控除じゃだめなの？としか思えないのですが…。理念的にも「恩返し」優先でしょ（納税し，恩返しじゃないといけないのか…？）なんだっけ，ちょっと前に議員が給与の返上をしようとしてもそういう規定がなくて，代わりに寄付はOKだったような…あれって国会だったっけ。
ていうか，地方税は応益原則っていう教科書の世界はもうはるかかなたなんですかねぇ。
追記：
◎ふるさと納税「安倍首相が指示」＝規模、住民税の１割程度−菅総務相
菅義偉総務相は８日、２００８年度税制改正での創設を目指す方針を示している「ふるさと納税」について「首相から検討しろと以前から言われていた」と述べ、安倍晋三首相から検討するよう指示があったことを明らかにした。ふるさと納税の規模については「住民税の１割ぐらいが良いかなと思っている」との私案を示した。いずれも国会内で記者団に語った。
（後略）
5月8日時事通信
いやいやいや。1割って…。国民福祉税7％なみの腰ダメのような気がするのですがここはスルーですかそうですか。なんか最近総務省というか総務大臣に対してマスコミがぜんぜんツッコまないのは放送免許が絡んでそうな気がして仕方ないのですが…いやまあ陰謀論ですけどね。
