朝日

id:sunaharay:20061012でコメントを下さった方が,朝日に質問のメールを送ったとのこと(初トラックバックをしてみた)。な〜んか微妙な訂正だけだったらしい。当然「ムダ」の中身みたいな話は頬かむりで,「法律の名前を間違えました」みたいな。まあやっぱり言ってもキャンペーンなんだろうな。しかしそれにしても,僕は知らなかったから人のこと言えないけど,厚生労働省に詰めてるような新聞記者が,今年の自立支援法の話を知らないのはいくらなんでもまずくないか?

ついでにそこで紹介されてた毎日の記事。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20061026ddm012040030000c.html

 全国各市が設置する福祉事務所で04年度に受け付けた生活保護の相談件数のうち、実際に保護を始めた割合は平均で28%と3割に満たないことが会計検査院の調べで分かった。最低の北九州市は14・6%で、最高の千葉市は69・7%だった。こうした自治体間の格差について専門家の中には「相談にとどめて申請させない門前払いの実態を示している」と指摘する声もある。政府が給付削減を進める中、生活保護行政の姿勢が問われそうだ。

相談件数が母集団,っていうのにはやや引っかからないでもないけど,まあよく言われているようなことを実証的に確かめる,っていうのはきっと検査院のえらいところなんだろう。平均がかなり低いのは驚きだけど,日本の場合は(検察の起訴とおんなじで)公式のルートに乗ったものは実現させないといけない,っていうプレッシャーがあるのかもしれない。だから,実現させるものしかルートに乗せない,みたいな。