知事派

これはきわめて重要な話だと思う。手前味噌ですが,博士論文の結論の方向なので,個人的には当然の動きなのだろうといいたいところですが。滋賀に続く成功例になるかというところですが,2011年の統一地方選挙にはまだやや早いのではないか,という気も。知事ときちんとつながっているなら,もう少し選挙が近い時期に(しかも衆院選が終わってから)大々的にやろうとするかなぁ,と思っていたのですが。ただこれから来年の予算編成でも「橋下流」でアピールするポイントを出してくることが予想されるので,そこで連動の実績を見せておいた方がいいのかもしれない。まあ当初統一地方選挙が終わって一年未満で知事になったことを考えると「三年間もDivided Governmentは大変だ」というところがあったけれども,逆に次の統一地方選挙で「知事派」を作るための準備期間が三年間もあったとも理解できるのかもしれない。
しかしこういう動きを見るにつけ,2005年あたりから地方政治の分析枠組みが変わりつつあることを感じる。僕の博論はまあギリギリ…と思いたいところですが,本格的に変わる前に早く出版したいところ。

自民大阪府議団WTC賛成派、新会派へ 橋下知事を支援
2009年4月21日 asahi.com
大阪府橋下徹知事が提案した「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC)への府庁移転条例案に賛成した自民党府議団の一部議員が20日、新会派を結成する方針を決めた。24日にも正式発表する。新会派は橋下知事支持を鮮明にしており、今後、橋下知事の府政改革を全面的に支援していくとしている。
現在、自民党府議団(49人)は府議会(定数112人)の最大与党。新会派の呼びかけ人の松井一郎府議によると、新会派に参加するのは当選1、2期の若手。代表質問ができ、議会運営委員会に出席できる5人以上を確保できる見通しという。ただ、自民党は離党せず、名称は「自民党・維新の会」の予定。