最近統一地方選挙がまったく「統一」じゃない,という話はよくありますが,それはまあ知事とか市長が不祥事なんかを理由にポコポコ辞めてるからであって,二元代表制のもう一方である議会の方は,基本的に解散がなかったので,今でもかなり「統一」地方選挙をやっているわけです。茨城県議会は,東京都議会と並んで数少ない「解散」(総辞職というべきか)が行われた議会なわけで。ちなみに両方とも議員の汚職をきっかけに,倫理問題が出たので出直し…みたいな話ですが。まあそれはそれとして,いつも統一地方選挙の半年前にやるので,「その後の選挙を占う」といって非常に重視される数少ない県議会議員選挙になってます。で,その結果がこの通り。
改選前 | 改選後 | 増減 | |
自民党 | 44 | 39 | -5 |
自民党県政クラブ | 6 | 5 | -1 |
民主党 | 4 | 6 | +2 |
公明党 | 3 | 4 | +1 |
共産党 | 2 | 2 | 0 |
無所属 | 3 | 9 | +6 |
欠員 | 3 | 0 | -3 |
ちなみに自民党県政クラブは中村喜四郎系で,自民党とはやや対立,ということです。この結果を見る限りでは自民党が結構負けて,野党と無所属が増えたなぁ,というところでしょうか。今回は自民党が49人候補者出していて,もちろん複数区で票割りが上手くいかなくて落ちてる,というところがあるものの,結構一人区で無所属候補に負けているんですよね(特に県西部・南部)。それ考えると,ホントに厳しい地方(県北部など)では一人区で自民党が勝つものの,相対的に都市に近い部分(いわゆる茨城都民!)がいる部分では自民党が負ける結果になっているのかもしれません。そうであれば,今度の統一地方選挙は都市部と地方部でかなり異なった方向の結果が出てくるような…。まあまだわかりませんが。