明日のお話

地方分権改革推進委員会は明日から中間的とりまとめの議論をする,ということですが,その案の一部が道新で出てました。

都道府県 国道、一級河川を管理 地方分権委中間報告案
政府の地方分権改革推進委員会(委員長・丹羽宇一郎伊藤忠商事会長)が策定している国から地方への権限や財源移譲に関する中間報告案が六日、明らかになった。国道と都道府県内で流域が完結する一級河川の管理を国から都道府県に移管して、二重行政解消の方針を明確にしたのが柱。これらの権限移譲に伴い、国と地方の税源配分割合を一対一に見直すことも求める。各府省が権限移譲に猛反発するのは必至で、中間報告を基に来年五月をめどに政府に対して行う一次勧告に向け、調整は難航が予想される。(後略)

道路・河川については公物管理ということで攻めていく,ということになるのでしょうか。西尾先生が委員に入られるということもあって,ここはひとつの大きな争点になっていくような気がします。それに加えて国と地方の税源配分割合を1:1というところまで書いたのもなかなか踏み込んだというか。ただ道新のこの記事ではあんまり社会保障については触れられてないのがやや微妙。まあ問題が分権委だけの問題ではないかもしれない,ということもありますが,当面の一次勧告については分権委の枠内でできる議論に集中するってことなんすかねぇ。