大阪大学の北村亘先生に『地方財政の行政学的分析』を頂きました。博士論文をスタートにその後の研究を加えられた待望の本!ということで楽しみに読ませていただきたいと思います。
本書では,地方財政制度の「決定的な転換点」におけるミクロな政治過程を分析することを通じて,マクロの地方財政制度の変化を記述していく,というスタイルが取られています。実はこれから第三次勧告の議論がはじまる分権委も,後から見ると「決定的な転換点」となりうるポイントのひとつなのかもしれません。同時代的な観察を進める際にも参考になる一冊ではないかと。
- 作者: 北村亘
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2009/02
- メディア: 単行本
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