公共経済学

著者の先生方に頂きました。どうもありがとうございます。公共経済学の教科書というと,中央政府レベルでの議論が多いという印象があったのですが,この本は,著者の先生方が地方財政社会保障の分野に精通されていることもあり,その辺りの分野が多めの記述になっています。最近は僕も含めて地方政治や地方行政を研究する政治学の研究者も増えているわけですが,そういう人間にとってありがたい公共経済学の教科書なのではないかと。
あと,はしがきにも書いてあるところですが,この本の特徴としては数式による説明もありますが,図による説明を重視しているところだと思います。数式はまあいちいち追いかけていれば理解できるわけですが,その具体的な意味って(数式追いかけてるうちに)よくわかんなくなるところがあります(僕だけかもしれませんが…)。それに対して図による説明は直観的に分かりやすいところが多いわけで,特に概念を思い出したりするときに参照させてもらうと非常に便利かも…と思ったりしまして。でも最近はもともと疎い経済学から離れる一方なので,また改めて勉強する機会にさせてもらえればと思ってます。いつになるかわかりませんが…(泣)。

公共経済学 (有斐閣アルマ)

公共経済学 (有斐閣アルマ)