水俣訴訟

公式確認50年ではあるのですが,相変わらずどうも進まないらしい。

水俣訴訟、チッソが「和解の余地なし」…決着困難に
 水俣病の認定申請者団体「水俣病不知火患者会」が国と熊本県、原因企業チッソ(本社・東京)を相手に損害賠償を求めている集団訴訟で、チッソが「すでに時効が成立しており、和解の余地はない」とする準備書面を提出していることがわかった。原告は和解を視野に入れた訴訟進行を期待していたが、チッソ側が全面的に争う姿勢を示したことで、早期決着は困難な見通しとなった。
11月25日 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061125i113.htm
調べていないけど,認定申請者団体,ということなので認定患者は含まれていなくて,申請中の人たちによる訴訟なのだろう。まあ最高裁で判決が出ているので,あとは個別の認定を求めて,という訴訟になるのだろうけども,しかし時効を争点にする,っていうのはちょっとどうなんだろう。今回はチッソのほうも,95年の政治決着で全面解決したという認識の下に強気の訴訟運営に当たるようなので,ちょっと展開に注意しておく必要があるのかもしれない。