2006-01-01から1年間の記事一覧

産科病棟

昨日の深夜に放送していた中京テレビ制作のNNNドキュメント,「消える産声 産科病棟で何が起きているのか」は非常に興味深い内容だった。ああいう番組をせめて一週間に一回くらいみれるのならば,喜んで受信料を払うのに(民放だけど)。 しばしば言われる話…

新型交付税

総務省は25日、地方交付税の配分方式を改める新型交付税の試案を公表した。複雑でわかりにくいと指摘があった算定項目の数を、07年度から3割減らして簡素化。基準財政需要額約41兆円のうち、公債費を除いた1割程度が新型交付税として配分される。交…

カネミ油症

国内最大級の食品公害「カネミ油症事件」の被害者らが24日、東京都内で「カネミ油症被害者東京集会」を開き、医療、生活支援など全面的な救済実現のための法律制定を訴えた。 (中略) 被害者の一部には仮払金の返還問題ものしかかる。被害者が起こした集…

アイデンティティ

破綻の話を見ながら,ふと,ちょっと前に組織論の先生と議論した,「行政学者」のアイデンティティはこれからどの辺りに置かれるのだろうか,という話を考えてみる。現状を見ていると,ひとつは組織論のほうに近づいて,組織論の中で特に「公的組織」を扱う…

破綻法制

総務省は22日、財政難に陥った地方自治体に対する「再生型破たん法制」について、自治体が破たんした場合、いわゆる「借金の棒引き」にあたる債務減免や金利減免などの債務調整の導入を見送る方針を固めた。 (中略) これにより、総務省が検討を進めてい…

これはきつい。

内閣府は21日、「公共サービス改革」に関する世論調査結果を発表した。公共サービスの担い手を競争入札によって決める「市場化テスト」について、知らないと答えた人が96.4%に上り、同制度が国民に浸透していないことが明らかになった。 (時事通信 9…

法科大学院

新司法試験の結果が発表された,ということで確認。合格率はまあ半分程度,ということで関係者はかなり落胆されていたということですが。しかし,はじめの方向性としては,大学の中でかなり絞ってみた結果として受かる割合が大きくなる,という話であったの…

組織の進化

しばらく大阪に居たり,東京−大阪の移動があったりだったので,新書をよく読む。野中郁次郎『アメリカ海兵隊』が,しばらく前からAmazonのお勧めに良く出ていたので,Bookoffで100円で売ってたときに購入。 話としては,アメリカ海兵隊という組織がどのよう…

石綿救済法

アスベスト関連工場近くに住みながら、労災が認められない中皮腫や肺がんの患者の救済を目的に施行された「石綿健康被害救済法(アスベスト救済法)」が今月27日で半年を向かえるが、これまでに救済申請中に認定が間に合わず死亡した患者が170人以上に…

合宿〜研究会

先週末からは、ゼミの合宿〜研究会とハシゴ。ゼミの合宿の時点でやや体調が悪かったりして、何とか乗り切ったと思ったら、微妙な酒を大量に購入したせいか(買出しいったのは自分)、次の日は結局やや二日酔い。そんなに飲んでないのになぁ。 新幹線で、せっ…

感傷

パートナーに言わせると,「彼が歌うと何か違う歌になる」ってことで,相方さんはあんまり好きでもないみたいですが,僕はなんとなく気になってしまう。前作も聞いてるし,今回もたぶんどっかで借りたりするんだろうなぁ。VOCALIST 2アーティスト: 徳永英明,…

公害研究

今年は熊本水俣病「公式確認」50周年ということなわけですが,ちょっと調べてみると,水俣病をはじめとする公害に関する研究って80年代から2000年ころまでホントに下火になるのね。ここのところは50年という節目もあって,「水俣は終わってない」というよう…

ほっとけない

さっきテレビを見てたらみのもんたが「ほっとけない」という企画で生活保護の話をやってた。高齢者の老齢加算が昨今の財政難を理由に削除されて,それで高齢で生活保護を受けている人の暮らしが厳しくなっている,という特集が流されていた。生活が厳しい,…

帰属意識

ようやく自分のウェブサイトを作り始めてみる。僕みたいにたいして寄る辺もなくてお金もない人間がこれまで書いた論文をウェブにのっけてみたり,好きなことをウェブサイトで書いたりするのはやっぱり緊張する。そら一日の殆どの時間をウェブサイト作りとか…

公法学と政治学

図書館に本を返すのをすっかり忘れていたので慌てて返却に行く。せっかくなので、家にいるおかげでご無沙汰になってしまったいくつかの雑誌をチェック。最近なぜか論座で社会学系の友人・知人がボチボチと発表していて、「うーん。総合雑誌に書くような年に…

休日

先週の金曜以来,だから5日ぶりに電車に乗った。家でバタバタと論文を書いたり調べものをしたりできるのはいつまでかわからないけど,せっかくの機会なのでそういう時間はちゃんと取りたいもの。しかし,こういう生活をしていると,そもそも休日と平日の区別…

大学ネタ二題

国立大の利益、総額716億円・05年度、トップは東大 文部科学省は4日、法人化された国立大87校と4つの大学共同利用機関の2005年度決算を発表した。利益の総額は716億円で、このうち外部資金の調達や経費節減など経営努力による利益は約6割の417億円に上り、54…

忘れた頃に。

岐阜県職員が裏金を燃やした,っていう話は実はウソだったとか。にしてもそんなウソよく思いつくよな。あまりにもありえない話だけに妙な信憑性が生まれてしまうっていうのは面白い話ですね。 しかし,この数年で知事の顔ぶれというか雰囲気もエラク変わって…

追記

肝心なことを書くのを忘れてた。 とうとうGoogle Scholarの日本語ベータ版が始まってた。日本の論文はPDF化されているとしても写真製版が多いと思うので,どのくらい引っかかるのかわからないけど。ただまあワーキングペーパーをウェブの上においておくと,G…

水俣病懇談会

小池環境大臣の私的諮問機関であるところの水俣病懇談会が提言をまとめたということ。 小池百合子環境相の私的諮問機関「水俣病問題に係る懇談会」(座長・有馬朗人元文相)は1日、水俣病被害者を幅広く救済する新たな枠組みが必要だとする提言をまとめた。…

情報共有

自分が何かを調べているときに,面白い情報を見つけたら,ついつい人には黙っていてあとで自分でこそっとその情報にアクセスして論文書けるかなぁ,と思ったりもするのですが。でもよく考えたら自分でそんなにたくさん情報を処理できるわけでもないし,同じ…

クリップ

○博士課程の定員が51年ぶりに減少だって。 それにしても他人事感丸出しの文部科学省の分析には怒りよりももうどうしようもない人たちだという気分にしかならないね。彼らが教育行政をしている以上,公教育から民間へのシフトは続いていくんでしょう。 200…

人事統計学

午前中に,ちょっと人と面会。世の中っていうのはこういう感じで広がっていくのかもしれない,と思ってみたりする。もちろん拡げようと思えば,という前提がつくのは当然なわけだが。 そこでちょっとした話をする中で,キャリア官僚の人事についての話になる…

裁量と政治

大田弘子,という人は(もちろん知らないけど)きっととても戦略的で,「変わってない人」を戦略的にやってるのかも,なんて思ってしまう。 『経済財政諮問会議の戦い』はまあ言うまでもなく,彼女が数年間任期付き任用の官僚として係わった経済財政諮問会議…

人事。

なんとなく必要なところは読んだけど,一応。人事マニア(官僚専門)としてはやや心をくすぐられる内容。出向ポストについても書いてあるところあたりの目配りが好き。国家公務員の昇進・キャリア形成 (法政大学大原社会問題研究所叢書)作者: 早川征一郎出版…

出処進退の研究

家の近くの図書館に本を借りに行ったときに目に付いた、塩田潮[2005]『出処進退の研究』、PHP研究所、を結局本来借りに行った本よりも先に読む。これだから研究が進まない、という話ですが。 本としては、正直なところまあ基本的に知っていたりすることが多…

教育行政

青木さんの本。買ってはいたけどもずっと読んでなかったので、博論のリサーチと称して読む。 第一印象的な感想としては、やはり手堅い実証研究ですね、ということになるのではないかと。筋としては、第一部で法制度と統計データからマクロな分析を行い、市町…

最近の本

といいつつ、あんまり関係ない本読んだりして。 「最近何か面白い本ある〜?」は毎回のようにする会話ですが、どうも最近当たり!というのが少ないらしい。とはいえ、まあちょこちょこと読む本はあるわけで。竹中治堅[2006]『首相支配』中公新書、はある筋で…

ウェブサイト

って作るのめんどくさいんですね、やっぱり。まあ僕みたいに日記すら更新できない人間が何を言うか、って話ではあるのですが。この二・三日はちょっと時間を取れそうなので博論を進めたいところ。

売文生活

日垣隆がTVのワイドショーに出ていたとき、ものすごくまともなことをいうわりに非常にエキセントリックな人として扱われているなぁ、となんとなく思っていたのですが。まあ彼が言っていることは「社会規範」というよりもなんか世の中の期待していることと…